モダンとコンテンポラリー

先日、高校の同窓会に行ってまいりました。
そこで、久しぶりに会った1年生の時に同じクラス、クラブがずっと一緒だった東京在住の友人がコンテンポラリーアートギャラリーをひらいていらっしゃいました。当日は懐かしくて思い出話に花を咲かせていたのですが、あらためて、LINEでコンテンポラリーアートについて質問してみました。
よく、モダンアートの巨匠とかって冠ついていた展覧会とかに行ったことがあるから素朴に
「モダンアートとコンテンポラリーアートの違いってあるの?」
という質問。
彼女のLINEからの答えは
美術の世界ではコンテンポラリーアートは現在進行形の、まだアーティストが存命の作品と区別されています。
(多少例外はありますが、)
それとは少し矛盾しますが、第二次世界大戦後のアートを大きくコンテンポラリーアートと一緒にとらえる解釈もあります。
Post-war and Contemporary-artというくくりになります。
そうなってくるとダンスと同様に、現在進行形の日本画とか洋画っぽい作風の作品をどう説明するかも複雑になるのですが、おもに技法や作風で区別することが多いかと思います。
というものでした。
踊りの世界。昔はクラッシックバレエ モダンバレエ モダンダンス
っていう分類されていて、モダンバレエとモダンダンスの違いをよくみなさんに聞かれたものです。
一方で、ローザンヌはクラッシックバレエとコンテンポラリーダンスで審査されていて
当時はコンテンポラリーに今のように課題があるわけではなく、先生が振り付けたりダンサー自身の振り付け(の賞もあった)だったりしておりました。
個人的にはコンテンポラリーの大きな枠のなかに モダンダンスとモダンバレエが含まれていると思っていました。(シェアしたAikaさんの分類では少し違うようです)
私の母は小学6年生で終戦を迎え、中学生時代に、隣の席に座っていた学友のお父様から習った洋舞からさらに、進歩を求めて、モダンダンスを習いに上京し、内弟子に入ったのに、バレエの先生方と海外で研修をなさった先生の「これからは、バレエの時代だ!」ということで、イサドラ・ダンカンと逆行する形でバレエを学び(名古屋で3番目が4番目に教室を開設した)バレエ教師になるという、アクロバティックな経歴をもっております。
また、私が東京でバレエを学んでいた頃、(江川先生のところで知り合った方ではありませんが)日本のモダンダンス界で名の知れた先生のお嬢さんに「日本のモダンダンスにはおおもとの先生による3つの流れがある」という話を聞き、地元の洋舞発生の3つのどの流れにも属してない先生方はどうするの?と思っていました。
周りにいた、モダンダンスのダンサーさんたちは、マーサーカンニングハムの名前を口にしていて、モダンダンスにもメソッドがあることを知りました。
ある日本のモダンダンスの先生が当時海外で絶賛されていた舞踏(ぶとう)が日本のモダンダンスの代表だと困るんだよなとおっしゃったという話を聞いたこともあります。
(下記のaikaさんの記事は西洋から見た舞踊史なので、日本の現代舞踊というか、モダン・ダンスとは異なるようです。)
で、最終的には高校生のころに音楽はバロックからロックまで好きといっていた
なんでもいいじゃない!好きならば
に戻ってカテゴラリーに分けなくてもよいかとなるのですが、
少し検索かけたらAikaさんが素晴らしいブログの記事を書いていらっしゃったのでシェアします。(リンクはモダンとコンテンポラリーに飛びますが、バレエの記事もあります。)

補足
私世代のカリスマ
ケネス・マクミラン モーリス・ベジャールやイリ・キリアン ローラン・プティの名前はないです。
西洋から見た舞踊史なので、日本に於ける舞踊史とは少し違うようです。
ロックとバレエ
1980年代半ばに名前を忘れてしまったのですが、一夜限りでしたが青山の劇場で海外からダンサーが来てロックバレエを踊っていました
皮のボンテージに短いチュチュで黒いポアントでかっこよかったけれど
「日本で流行るには、まだ、早すぎるかな」
と思ったことは覚えています。

塩田バレエスタジオ Shiota Ballet Studio

名古屋市瑞穂区にあるバレエスタジオです。 地下鉄桜通線桜山駅より徒歩5分

0コメント

  • 1000 / 1000