学んでいて良かった
先日、ウォームアップを始めようとしたら、生徒さんが足が痛いと言って来ました。
学校で走って来たお友達に曲がり角で踏まれてしまったそうです。
転ばなかった?
と聞いたら転んではいなかったそうです。
最近学んでいる解剖学のエビデンスに基づいたバレエの指導法では、子供が転んだら最悪な事を想定して、いつものバレエレッスンはしない事。私の小学校の頃のクラスメイトが、運動会の騎馬戦の練習中に足を踏まれて骨折してしまった事も頭をよぎりました。
よく見ると、左右の足の甲の厚みが違い、踏まれてしまった方は腫れています。
この冬は寒かったので、走って身体を温める事が多かったのですが、今日は肩回しでウォームアップをしました。
レッスンも、いつもとは違い、椅子に座り脚も動かしましたが、ポールドブラや首の動きを重点的にしました。
レッスン後には、腫れは引いている様でした。痛みが強くなったり、腫れがひどくなったら、病院を受診する事をお勧めしました。
翌日も、レッスンがありましたが、お休みしなくても、できる事はたくさんあるからと、お母様にもお話しして、レッスンに来ていただけました。
捻挫や足首の前後のインピンジメント、有痛生外脛骨、中足骨疲労骨折等、足に痛みがある時にレッスンはどう対応するかを学んでいて良かったと思いました。
踏まれた時に歩いていた様なので他の場所に負担はなかったのかな?とも心配はしておりますが、生徒が痛いと言ってくれた事に感謝です。
知らないままで、いつものレッスンをしていたら、痛みをひどくさせていたかもしれません。対応の仕方も学んでいなかったら、痛くない程度にバレエレッスンをさせていたと思います。
もともと、表現力の豊かな生徒さんですが、首やポール・ド・ブラの多めの練習も、ためになるはず。また、ケガが酷くなったら踊る事も辛くなります。
いつもの、バレエレッスンではないけれど、
ケガに対応できたから、ずっと良い。
学びに感謝です。
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