音楽を聴くこと
今回のShiotaBalletStudio2021には、昨年バレエを始めたばかりの(小さな頃に、少しバレエのレッスンをしていたみたいですが、両手バーのフォンジユの片足プリエができないくらいでした)海外から留学している大学院生さんも参加します。
先日、彼女に私が若い頃、江川明先生の元にいた頃に、舞台監督の田中英世さんがリハーサルの合間に、おっしゃったことなんだけどね。
「みんな、この曲何回聴いた?白鳥の湖なら、100回は聴いてるでしょ?この曲も100回聴いてごらん?」
田中英世さんは舞台監督ですが、ご自身もバレエを経験なさっており、画家でもあります。リハーサルやスタジオで開催してくださった美術の講座の時も私たちに寄り添って、様々なお話をしてくださいました。
色々なエピソードを交えながら、彼女に曲を聴くことを促したのです。
「先生のアドバイスに従って、音楽をいっぱい聴いてきました」
今回彼女が踊る作品は内容も感情移入をしやすいように、彼女と等身大。あまりにも等身大すぎて、私が振付のラストに悩んだほど。(彼女の未来を暗示してしまいそうで、それはさけたかったのです。)
未熟ですが、前回とは踊りが変わりました。
音楽を聴く。ダンサーなら当たり前のことですが、先人たちの言葉は偉大ですね。
それを伝えることも、私たちの仕事なのだと思います。
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