クラスを持つという事
私が20代の頃に最初に受けもったのは、中等科でした。
初めてクラスを受け持つのに、中等科?
そう思われるかもしれません。
しかし、中等科なら、基礎や初歩的な動きはできるはずで、若い私でも、バーレッスンとある程度のアンシェヌマンを組めば、教えるのは楽なのです。
中等科である程度経験を積んだ私は、丁度、1992年の白雪姫、1993年のMarmaid〜もう一つの人魚姫の話の、主演を務めた二人が、1年生の頃から、初等科と中等科を受け持つこととなりました。
実は、初等科のレッスンはとても大切です。
ある程度、バレエ の基本の動き方をできるだけ、しっかり伝えなければなりません。
間違った使い方は、ちょっとやそっとで直りません。(私含めて、実感こもってます。)
ですから、丁寧に、時間をかけて、学んで行って欲しいわけです。
教えるのも、初等科は中等科より、簡単そうで、ずっと大変。
当スタジオでは、特に最初のクラスは、見た目は単純そうですが、とても大切な事を学んでいます。
ある程度、バレエの動き方が出来ていれば、新しいパ(バレエの動き)が出てきても、その動きができる身体能力があれば、完璧とはいかないまでも、バレエ の動きにはなります。
(シダックスでは、事務処理上、初等科をABC等に分けることができず、便宜上、初等科の上級クラスを中等科としておりました。床が固くて充分なレッスンができなくて、シダックスなりの大変さはもありました。)
そして、ある意味もっとも経験が必要なのは、小さいお子さんです。
私が幼児を教え始めたのは、シダックスに教えに行き始めた時からでした。もちろん、それ以前も助手はしておりました。
小さなお子さんは、同じ年齢でも、個人差もありますし、性格も、我慢できる子ばかりではありません。
本当に、未だにケースバイケースで、クラスを進めなくてはいけない時があります。
今のプレバレエ クラスは、アイドル登場で、皆さん上のクラスに行きたがらない程、ほっこり、癒しのクラスになっております。
コロナで悲しい思いをしている子供たちには、きっちり、バレエ初歩だけでなく、ほっこり、癒しは必要かもね💕
0コメント