シンデレラ フィット
勉強中のバレエ解剖学で、足の外在筋を使いすぎている生徒を見つけたら、
「シューズがあっているかを、最初にみましょう」
と学びました。
その生徒さんにも、サイズを見直していただいて、店舗で丁度良いサイズのシューズを買って来てくださったはずでした。
先日、その生徒さんが、
「先生、バレエシューズがこんなんになっちゃった。」
足に合わせるために付いているゴムを引っ張ったら片方が抜けてしまったようです。
「直らない?」
と心配そう。
「直らなくはないけれど、道具も必要だしすごく時間がかかるから、今日はスタジオの貸し出し用のシューズ履いてみる?」
そういって、同じサイズだけれど、彼女が履いているメーカーとは違うメーカーさんのバレエシューズでレッスンをしていただきました。
「この靴ぴったり!」
シューズの厚みも幅も丁度良い様子。
「シンデレラ・フィットだね」
そして、レッスンが終わった時には
「私、今日足のこと何も言わなかったんじゃない?」
と彼女に言った程でした。
シューズのゴム紐が抜けてしまったことは、残念でしたが、違うメーカーのバレエシューズの方が自分には合うかも(少なくても、今は)とわかっただけ、よかったね。
そして、私は、本当にシューズひとつでこんなにも影響があることに驚きました。
ポアントを選ぶ時は、痛みも出やすいため、皆さんあれこれメーカーさんや型を色々と履いてみて選ばれるようですが、バレエシューズも、踊りやすさのみならず、足のために、違うメーカーのシューズを試して履いてみる事も必要だと実感しました。
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