ピアテ?

最近お勉強中の講座のグループチャットで、ピアテ
という言葉を目にしました。

他の方がピアテって何ですか?
と質問。

バレエ用語ではないらしい。

「ドンキの一幕みたいに5番のままで連続して回るみたいなパの、和製英語みたいな。」

という答え。

タンフェッテのことみたいです。
この動きをフェッテと呼ばれる先生もいらっしゃるようです。

ロシアでは5番で降りる連続ピルエットというそうで、ロシアの先生は、この練習をしている時に、「5」を意味するピリャーテを連呼するそうで、

「ピリャーテ ピリャーテ ピリャーテ ピリャーテ ‥‥ピアテ」

となったらしい。😂

日本の先生も、5番5番言うものね。

  

話は変わりますが、
違うのに広まったバレエ用語

黒鳥やドンキのコーダで回るグランフェッテも間違って広まってしまっています。私はフェアテでレッスンしていただいたおりました。

以前熊川哲也氏も、メディアで

「フェアテしいていえばトランティー・ドゥーのフェアテ」

とおっしゃっていたので、これで、世間に広まって浸透するかと思ったのですが、いまだにグランフェッテの力が強い。

むしろ、グランフェッテの方が話が早い。
(良いか悪いかはおいておいて)


ちなみに、スタジオでグランフェッテ。と言っている動きは、イタリアンフェッテとも呼ばれる、エカルテ・ドゥバァン(斜め前方向の横)に足をふりあげて、回転しながら一番を通過し、足を上げた方向の180度反対方向の前に足を上げ、その場所に足をおいたまま、体だけが回転を続け、最初に足を上げた方向に体が向いた時には、クロワゼのアチチュード(正面から見ると軸足と上がっている足がクロスになる位置で、後ろの足の膝が、110度位曲げられたポーズ)になるパです。(その後、上がっていた後足は軸足が降りると共にク・ド・ピエにもどされ、最初のエカルテ・ドゥバァンへと続き、連続されます。)


ちなみに、うちで言う、タンフェッテをフェッテと教えていらっしゃる先生も、グランフェッテはイタリアン・フェッテとも呼ばれる上記の動きを指していらっしゃるそうです。


アンドダンのピルエット(軸足に対して内回りに回転する)も足を横に出してから回る時もフェッテといっております。

ジャンプやルルベしながら前方(回転が入るのでアラセゴントといわれる横やアラベスクみせる時もあります)に脚を上げ、空中で180度回転してアラベスクや後ろのアチチュードに降りる動きもフェッテって言います。

鞭がしなうような動きをフェッテっていいます。



日本は色々なメソッドがあって、その上、歪んで浸透しているので、
この人はどれを指してる?ておもいます。

また、教える側として、正しく教えなきゃ!
って言う責任感と
よく使われていて、分かりやすい用語と、どちらで話すか迷うので、全部話しております。

はあ。。。




塩田バレエスタジオ Shiota Ballet Studio

名古屋市瑞穂区にあるバレエスタジオです。 地下鉄桜通線桜山駅より徒歩5分

0コメント

  • 1000 / 1000