記録

母（知子先生）が、父の楽譜があるけど、捨てていいかと聞いて来ました。

　「一応見てみる。」

って言って見てみたら私の生まれる前の、塩田知子舞踊研究所発表会の記録。

　名古屋で、バレエが上演され始めた頃の事。

　楽譜は生のピアノ演奏のだったからでしょうか？手書きの楽譜。所々に、バレエのポーズの絵。母の師、武内正夫先生の作品。他にはcoffeeと頭に書かれた楽譜。読んでみると、くるみ割り人形のコーヒーの精（アラビア）の踊りでした。

　プログラムの草案もありました。

　どれが採用されたかはわかりませんが、私も見てみたかったな。（私はキトリや金平糖のプログラム用スチール写真はみたことありますが、母の踊っているのを、観たことがありません。）

　その中には、若き日の江川明先生振付作品のデザイン画もありました。江川明先生の文字に似ています。江川明先生のデザインでしょうか？

（私が東京にいた頃の、いくつかの作品の衣装デザインは永田好弘さんが手掛けていらっしゃったからでしょうか、私は江川明先生が衣装のデザイン画を描いたものは拝見した事はありません。しかし、こだわりは強く、先生の指定した衣装デザインをが、先生の指定したデザインではなく、作りやすい型紙で仕上げられたので、本番1週間前に全部作り直しという事もありました。）

　写ってはいませんが、下の方に1959と書かれています。母が20代の頃。江川明先生の方が母より若いので、本当に初期の頃の作品。

貴重なもの。見て良かった。

　3枚のデザイン画。いつか、額に入れて、お部屋に飾りたいです。