変化のきざし?

 今年になって、バーレッスンのプレパラシオン(準備の意味。腰の辺りで丸くして構えていた手を、胸の高さに引き上げ、横に広げ、準備をする)の前に、敢えていつもはレッスンの中盤でやる、ポールドブラ(手の動き)の一番を練習していました。

なぜなら、ポールドブラの一番の動きは、両手と片手の違いはあるけれど、プレパラシオンや、プリエの手の動きと一緒だからです。

なかでも、初等科Cのクラスでいつも先頭をしてくれる子は、センターでポールドブラをする時は綺麗にできるのに、バーレッスンのプレパラシオンは、先頭をしている緊張もあるのか、カチカチ。肘も落ちてしまっていました。

だから、
「ポールドブラ上手にできるよね。綺麗だよね。
同じ動きだよ!プリエする時も、始まる所が違うけど同じ動きだよ!」

そして、昨日。
もう、プリエの前にポールドブラはしなかったけれど、
「ポールドブラ綺麗に出来るからプレパラシオン気をつけてね。」
と声かけてプリエが始まったら、

まだまだ、プリエの膝を曲げる動きの速度と、腕を動かす速度のバランスは悪いですが、腕の動きが、今までとは全然違ってきました。
首の動きも、目線もしっかりしてる♪

ちょっと嬉しくて、速度のバランスが悪かったのは目を瞑り。
「○○ちゃん。プリエすごくよくなったね!ポールドブラ綺麗になったよ!!」

自信を持ったのか、センターレッスンの中でも、ゆっくりしたテンポだと、ポールドブラも首の動きも良くできていました。

彼女は、実はとてもシャイなお子さんで、おしゃべりできる子が限られてしまうのですが、今日のレッスンは、みんなの中で一番動きで自分らしく、かつ、ポジションから外れる事なく、物語っている様でした。

バレエ で動きを楽しめる様になってきたかな?

体操でなく、動きに自分らしさを乗せる事ができると、日々のレッスンが、ちょっと楽しくなります。
あちらこちら気をつけて正確に動かなくちゃ!と両立するのは、大変だけど。(自分の体をコントロールするという楽しさもあります)

一個、壁?をこえてきたかな?
にっこりして、ご挨拶して帰って行ったけど、私も少し嬉しくなって、レッスンを終わりました。

塩田バレエスタジオ Shiota Ballet Studio

名古屋市瑞穂区にあるバレエスタジオです。 地下鉄桜通線桜山駅より徒歩5分

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