チェケッティーのポール・ド・ブラ

          上半身使うの、難しい。。。
 塩田バレエに関わった方にはお馴染みのポール・ド・ブラ。ポールは動き。ブラは腕。

 知子先生(母)が、名古屋に戻りバレエを教え始めてから、ずっとずっと繰り返されてきた、手の動きの練習。
 
 母が東京で学んできたチェケッティーのポール・ド・ブラです。私も18歳で東京に勉強に出ましたが、センターの初めはアダジオでポール・ド・ブラのみ独立した練習はありませんでした。

 一度講習会を受けた時に、
「皆さんは、ポール・ド・ブラは何派を学んでいますか?」
とおっしゃった先生が、ポール・ド・ブラのレッスンをしてくださいました。

 1番と多分ワガノワの2番(?)とチェケッティの4番でした。

 今思うのは
 母よ、伝承してくれてありがとう💕

 本当に感謝です。大切なレッスン。
 塩田バレエの宝物だね✨

 チェケッティー先生はイタリア人で、アンナ・パブロワやニジンスキーやワガノワの先生だったそうで、チェケッティーメソッドを確立された方です。

 アンナ・パブロワの伝記映画では、舞い落ちる木の葉の下で、少女時代のパブロワたちに
「あなたは、木の葉よ」って指導していましたね。

 個人的には、チェケッティのポール・ド・ブラは美しくて優雅だと思うので大好き💕です。

 特に2番。(インスタに生徒たちの2番の動画あります。)
 一番最後の片手が胸で終わるポーズも 

 センターでアダジオできるようになるまでは、ポール・ド・ブラ。できればずっと、初歩クラスに来て欲しいのは、ポール・ド・ブラみたいな大切な事を上のクラスで、フォローしてあげる時間がないから。

 そして、世界バレエフェスティバルの千秋楽で、テープを垂らす演出を仕掛けた、舞台監督の田中英世さん(本当に優しくて繊細な心と気配りを持った方、江川先生のところにいた時に、色々お話してくださいました。)の言葉をかりれば、

 「お料理だって、毎日フランス料理じゃ飽きるでしょ。ロシア料理の日も、イタリア料理もあった方がいいじゃない。みんな、ワガノワだったら、見ている方は面白くないよ」(みたいな事をおっしゃられた)

 だから、うちのポール・ド・ブラはチェケッティ。で決まり❣️

 



 

塩田バレエスタジオ Shiota Ballet Studio

名古屋市瑞穂区にあるバレエスタジオです。 地下鉄桜通線桜山駅より徒歩5分

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