リズム!

 私たち、日本人のリズム感は、拍の時に地面をふみたがります。農耕民族だからでしょうか?
 四拍子で四分音符が4つ並んでいたら、音の鳴ってる時は、地面を踏み締めていたい。

 しかし、ヨーロッパで生まれたバレエ は、拍の時に空中にいるように、飛ぶことがおおいです。

 民族的なリズム感の違い。

 ある外国人の先生も、気になさっていらっしゃり、当時、地元で活躍中のダンサーがかなり受講していましたが、全員音の取り方がおかしいと、お手本を見せてくださったことです。
 

 で、私の個人的な探究心が湧き出てしまったので、中国からの留学生に、感じるままにジャンプしてもらうと、(今日のメインのネタはこれ)

 拍の時は空中でした。

 手拍子も、普通に裏打ちだそうです。
 (子供の頃からシンコペーション好きな私でも、引きずられるので、うらやましいです。)

(前にテレビで、和太鼓の集団 鼓童の方が、日本は頭打ちだけど、海外では裏打ちで手拍子が来ると言っていらっしゃいました)

 しかし、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの、ラデッキー行進曲の手拍子は、拍で打ってますよねー。

 とにかく、うちの生徒さんたちは、普段のレッスンから、浮いて!上!上!って言ってるので、指摘すれば、修正できるくらいにはなっているかな?

 弟が、高校生の頃、海外のバレエ 団のビデオみていたら、
 
「外人ってリズム音痴ばっかりだな」

って言った事を思い出したり。


 ここは日本だから、日本流でよくない?
って思うこともあります。和物の創作なら良いとは思いますが、クラッシックのバリアシオンはそういうわけにもいかず、シソンヌ・ファイイ・アッサンブレの音の取り方は上手にできるようになった、うちの生徒さんも、ついつい日本人の民族的リズム感にひっぱられることもあり、苦労しているようです。(言えば直ります。)
 
 ヨーロッパで生まれたバレエ だからね。
 日本人としての、アイデンティティーは無くすことはない。誇りに思うこと。
 お迎えを待つ間、子供が遊び始めたリズム遊びは、拍は地面だし。拍が地面じゃなきゃ、できないし。
 中国の人たちは楽そうですが、私たち日本人は、心しで、使い分けましょうね💕

 







塩田バレエスタジオ Shiota Ballet Studio

名古屋市瑞穂区にあるバレエスタジオです。 地下鉄桜通線桜山駅より徒歩5分

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