発見?

         クチナシの花が良い香りです。
 普段、レッスンしている時は、生徒さんの間違っている癖などの真似は、禁じ手としていて、真似することはありませんでした。

 正しいやり方を伝えたり、手を添えて直していました。

 自粛生活が終わったとはいえ、できるだけ、距離はとった方が良いし。

 さくら文化祭のための、バリアシオンの練習中、腕をアラセゴント(横)にしている時の手の先の癖。薬指と小指が巻き込んでしまっていたのを指摘するのに、躊躇しながらも、
「こうなっちゃってるよ」
と、真似してみてびっくり!

 バレエでは、ただ、横にあげているのではなく、腕を外旋させて、ホールドするように、肘も落とすことなく、肩から腕にかけてなだらかな弧を描くように横にあげるのですが、その時、肘の上。ちょうど、振袖の様と言われる辺りが無意識の内に使われています。(最初は、意識しなければいけませんが)

 しかし、薬指と小指を巻き込むように真似してみたら、なんと、肘の上のあたりの力も抜けてしまったのでびっくり!

 あらま!そりゃできないはずだ。

 片脚で立ちながら、張った腕に上体を預ける様に軽くそっていたのですが、上体が崩れがちでした。バーレッスンですと、アラセゴントにした腕も綺麗にできています。「腕を意識して」その部分だけ踊ると、上体も安定しています。
 
 ですから、腕(を)張ってーより、薬指と小指中指にくっつける様に伸ばしてー。の方が、彼女にとっては、一つの指示で二ヶ所?にきくようで。

 確かに、外旋している腕の先の薬指と小指が内側に巻き込んだら、せっかくの、腕の外旋、打ち消しちゃいますものね。

 彼女の癖を真似してみて知った、一石二鳥の注意の仕方でした。

 

 



塩田バレエスタジオ Shiota Ballet Studio

名古屋市瑞穂区にあるバレエスタジオです。 地下鉄桜通線桜山駅より徒歩5分

0コメント

  • 1000 / 1000