つま先立ちはやめようね
何度も似たようなエピソードを書いておりますが、それくらい頻繁に起こっている事もお伝えしたいのです。
先日のプレ・バレエクラスの開始前の着替え時間。生徒さんが、足先で立とうとする動きをしました。(しかし、指は全て屈曲・曲がってしまい回外・小指側にねじれている=捻挫させてる状態)
もう、一回。
「え?つま先で立とうとしている?」
(わぁ。また来た)心の中で思いました。
「〇〇ちゃん。今つま先で立とうとした?」
「うん」
(素直でかわいい✨)
両手を取って(いつものように)
指を曲げたままで素足でつま先立ちすることは、
怪我の原因になる。
ポアントの中の足の指は曲がっていない事(どんな状態になっているか、手を使って説明したり)
実際にポアントが履ける年になった時に正しく立たなくなってしまう。
ことを4歳の子にもわかる様に真剣にお話ししました。〇〇ちゃんの足は大切だからやめようね。お友達がつま先立ちしていたら、バレエでは、小さいうちはつま先立ちしちゃいけないんだよ。っておしえてあげてね。
毎回お話しする事は同じですが
お母様も子供の頃からのバレエ経験者の方なので、
「ありがとうございました」
とおっしゃってくださいました。
もうやらないの、ゆびきりげんまん。
(針千本は飲ませられないのでここまで)
レッスン中に
「幼稚園で流行っているの?」
と聞いたら
「〇〇ちゃんと、〇〇ちゃんと〇〇ちゃんでやっているの」
レッスン後にお母様に幼稚園でお友達が始めたそうですよ。
とお伝えしました。
あぁ 〇〇ちゃん?
ううん
〇〇ちゃん。
え!?〇〇ちゃんはバレエやっていないでしょ?
バレエを習っていらっしゃらないお子さんから派生した様です。習っていないから、憧れだけで、バレエのイメージ先行のバレエごっこが始まってしまうのかもしれません。恐ろしい。😱
子供たちの中で親御さんがご存知ないところで起きる事ですが、靭帯は修復しない事を考えると子供の遊びでは済ませておけないので、気をつけてあげてくださいね。
追記 (7月2日)
足の甲を伸ばすのは、足の内在筋(足の中だけにある筋肉・固有筋)を鍛えることであって、甲をストレッチする事ではないという記事がDancers Life Support佐藤愛さんのInstagramにありました。
靭帯は一度切れてしまうと修復はできません。切れてしまった靭帯の支えを補うには、筋肉を鍛えるしかありません。
むやみやたらな、足の甲伸ばしは捻挫と同じ様に人工的に足関節の靱帯を傷つけてしまう可能性がある事を知っていただきたいです。
子供の遊びをそして、捻挫を侮らないでくださいね。
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