白雪姫の思い出

最近、Instagramにちょこちょこ載せている白雪姫も、当時の私の教えていた子供たちのために振り付けた作品です。人魚姫以降は私の作品に大人の方も出演していただきましたが、この作品は、まだ、王子と魔女以外は子供だけの作品です。

王子や魔女も当時スタジオの生徒さんだった方にお願いしました。

王子様は入会後、前年でしたが、いざ、発表会となって、まだ、前のところをやめれてないからゲスト扱いにして欲しいといわれ、慌てて先方の先生に許可をいただいた思い出があります。(その節は発表会間近のご報告で大変失礼致しました。)また、自分の踊る部分は自分で振り付けてみたいというので、振り付けてもらったので、この作品だけは、全てが自分の振付ではなかった、ある意味稀な作品になりました。魔女さんはご自分でスペイン舞踊の教室を主宰されていた方です。お衣装もお持ちの衣装で出演していただきました。私の僅かなスペイン舞踊の経験が、振付に役にたった作品でもあります。

私の物語作品がすべてそうである様に、音楽のコラージュから自分で創りました。
 
幼児科 の生徒さんが小鳥
初等科BCさんが小人
初等科A さんが妖精
中等科さんの白雪姫

エデュケーション的な作品ともいえます。
「眠りの森の美女」も、大団円の前はマズルカ。
アダジオもバリアシオンも、普段レッスンではできないキャラクターの動きも少しもりこんで。
この年に「白鳥の湖」の、パ・ド・トロワを踊った白雪姫だけでなく、みんなが、将来、趣味の範囲であっても、何でも踊れる様に創った作品。子供たちは、そんな私の思惑など気付いていないはず。
まだ、この時は発表会です。

普段のレッスンの中では、なかなか学べない、演じながら踊る経験をしていただきたくて、創り始めた作品たちでした。

人魚姫からは大人の方にも作品に参加していただき、皆様のアドバイスで公演にしていただき、皆様のサポートで記事にしていただいたおかげで、大人の踊れる方が増え、生徒さんたちが成長すると、高校時代、古典の授業中に妄想した(源氏物語を将来バレエ の作品にしてみたいなあ。)という夢も実現した様な気がいたします。本当に当時の皆様に感謝。

白雪姫は、原作にない妖精さんに登場してもらい、子供達が踊れる場面を作りましたが、小人がドワーフで土の精ともいえるから、火の精や水の精が出て来ても良いかな?と思って登場させました。

帰名後、助手を経て中等科クラスを最初に受け持ちました。その後、初等科クラスも受け持つ様になるのですが、白雪姫の二人は初めての初等科の1年生からの生徒さんでした。

また、将来、源氏物語で紫の上を演じてくれたり、
雪の女王のゲルダ・MOMOのももを踊った子が、一番大きな小人さんでした。
彼女は小学生からバレエを始めたお子さんです。
バレエ は、小さな時から始めなくては。
と思っていらっしゃる方も多いようですが、海外のバレエ 学校が、10歳から12歳で本格的なバレエ のレッスンを始める事を見てもわかる様に、
小学生の間なら充分に遅くは無いです。

つたない作品ですが、スタッフさんやお手伝いいただいた皆様のおかげで、素敵に出来た作品です。
ありがとうございました。

まだ、舞台では踊れませんが、夏には衣装付きのスタジオ発表会を企画いたしました。
いつの日か、素敵な舞台でキャストで踊ってみませんか?
塩田バレエスタジオ生徒募集中です。











塩田バレエスタジオ Shiota Ballet Studio

名古屋市瑞穂区にあるバレエスタジオです。 地下鉄桜通線桜山駅より徒歩5分

0コメント

  • 1000 / 1000